栄養部

当院の栄養管理

NUTRITION ADMINISTRATION

患者さんの栄養状態を評価・判定し、医師・看護師・薬剤師・介護士・リハビリスタッフの多職種協働でチームアプローチを行い、栄養状態の改善に努めています。患者さんの疾病の状況を早期に把握し対応できるよう、入院時から担当管理栄養士が栄養管理を行います。栄養量と食事形態および嗜好をご本人や看護スタッフと確認しながら適した食事を提供しています。疾病により食事療養が必要な患者さんには特別食で治療を支援しています。食べやすく、見た目も美しいソフト食を導入しています。 入院期間中、少しでも美味しく、また好みに添って食事をしていただけるよう、年間12回の行事食を実施しています。

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食事サービスの向上と適切な栄養管理

患者さんの現在内服しているお薬は医師が症状に合わせて処方を行ったものですが、どんなお薬にも副作用があります。複数の疾患に対して薬剤処方を重ねているうちに薬の種類が多くなってしまい、副作用や飲み合わせの悪さにより患者さんの体に負担がかかってしまっていることや、症状が無くなっているにもかかわらずお薬の服用を続けてしまっていることがあります。当グループでは入院患者さんの多剤内服状態を改善するために「6種類以上の内服」を多剤内服(ポリファーマシー)と定義し積極的な活動を行っています。

献立作成

季節に合わせた行事食を定期的に献立に取り入れることで病院や施設にいても季節をしっかりと感じられるように努力しています。47都道府県の郷土料理と5カ国の国際料理を毎週献立に取り入れることで、知的好奇心を刺激したりコミュニケーションの種をまくような取り組みも行っています。

調理コンクール

  • 年に一度、栄養部スタッフが献立作成能力と調理技術を競い合う献立・調理コンクールを開催しています。
  • 業務意欲・技術の向上を目的に全病院・施設が献立を作成し、予選を通過した10施設がキッチンスタジオで、料理の味や独創力などを競い合います。
  • 管理栄養士(栄養士)、調理師が協力しあい、美味しいメニューを提案します。

手作りの栄養補助食

十分に食事摂取ができない方のための栄養補助食品のレシピ作成を行い、全施設で手作りの栄養補助食品を提供できるようにしています。 経口流動食や高カロリーゼリー・プリンをはじめとして多数の栄養補助食のメニューを作成しています。また、尿路感染の予防に効果のある「クランベリージュース」や中鎖脂肪酸を補給できる「MCTパウダー」なども採用しています。これらをリスト化して施設内に周知することで医師や看護師の意識を高めて適正な栄養提供ができるよう努力しています。

嚥下開始食および嚥下訓練食マニュアル

当グループの食事形態を日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整分類2013で示された嚥下ピラミッドと比較し、より安全な経口摂取および絶食患者さんの経口移行を行えるように、食事形態を標準化しました。 嚥下開始食から嚥下訓練食を経て、介護食(ソフト食)へと食事形態を段階的にアップしていく流れをマニュアル化し、安全な経口移行が実施されています。

  • 医師指導の下、言語聴覚士と管理栄養士共同で平成医療福祉グループ嚥下ピラミッドの決定とフローチャートを作成し、最適な食事形態の選択と経口移行の標準化を可能としました。
  • 献立内容はゼリーやプリンだけでなく、食事らしさを求めバラエティ豊富なメニューをパターン化しました。
  • 手作りソフト食であるソフトS食とソフトE食は、従来のきざみ食、ミキサー食の問題点をクリアし見た目と味が良く、かつ安全な食事形態へ改良しました。

個別栄養管理・NST(栄養サポートチーム)

  • 病棟担当の管理栄養士が患者さん一人ひとりの必要栄養量を考慮し、最適な栄養管理を実施します。
  • 患者さん一人ひとりの必要栄養量は、グループ独自で開発した平成式必要栄養量算出式で自動計算します。
  • 外来栄養食事指導、入院栄養食事指導を行い在宅復帰後の食事サポートを行っています。